感謝なことに、毎年日本を旅をすることができて、家族や友達に会いたくて里帰りもしている。家族や友人と元気に再会できることは、とても幸せなことだとつくづく思う。でも、日本と私の距離は確実に離れていくと毎回のように感じ、「住めば都」とはよく言ったもので、ドイツへ帰ってくると心からホッとする。わずか1年、ほんの1年日本に帰らなかっただけなのに驚くことが幾つかあったので、書き留めておこうと思う。

1。スーパーでの出来事。「今晩は鍋!」ということになり、材料の買い出しに夫と二人で出かけた。日本のような長ネギはドイツでは手に入らないので、トロンとした甘いネギは何が何でも食べたい!と他の材料も合わせて少し多めに買い込んだ。いよいよレジへ。ここは日本。何も困ることはあるまいと気を許していたら、レジの女性に何かを質問されたことが聞き取れなくて、2度も聞き返してしまった。彼女が私に聞いたことは「ネギをお切りしますか?」だった。やれやれ。ついに言葉はわかったけれど、何でそんな質問をされるのかが瞬時に理解できなくて、2、3秒の間をおいて「あっ、結構です。」と答えた。このスーパーは広尾あたりにありそうな高級スーパーではなくて、普通の普通のどこにでもあるお店なんだけれど、びっくり。ネギは長いのが当たり前。今思うと、長い大根なんかも切ってくれるのかな?

他にもコンビニなどで接客用の日本語が聞き取れないことがあった。ワタシノ、ロウカゲンショウカ?

 

2。大きな街のデパートや有名なショッピングストリートには、いかにも外国人観光客用の商品が目立つところに並び、そこには「Tax free」とドーンと書かれている。例えば陶器売り場には富士山や桜をモチーフにしたお土産用のものがだーっと並んでいる。昔からある少しハイカラな商店街からは幾つかの商店が姿を消し、誰にでも分かりやすいブランドのお店が並んでいて、やはり「Tax free」と掲げられていた。ワタシハダレ、ココハ ドコ?

 

3。不景気という言葉とは裏腹に、ホテルの建設ラッシュと、街のあちこちでは工事が行われていて、浦島太郎気分。今までも十分「物」があったはずなのに、これ以上何を建てるんだろう?ドコヘイク、ニッポン?

 

そういうわけで、DHLの荷物が遅れてイライラしたとしても、鉄道やバスが時間通りにこなくても、ルフトハンザがストライキをしたとしても、あちこちにスゴイ無愛想な店員さんがいたとしても、日本のような美味しいものが食べられなかっとしても、私にとって今ではドイツは「スメバ、ミヤコ」なのだ。そして日本は「ふるさとは遠きにありて思うもの」になった。

 

ドイツも日本も、どちらも大好きだよーん 🙂

 

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