ドイツに来てから、夏の間に時々浴衣を着るようになった。ドイツの少し涼しい夏には浴衣は丁度良いし、衿を付けたり帯締めを締めたりして、近所のレストランで食事するときにも着ていく。そのほかにも、「日本大好き!」(主にアニメが好きなんだけれど。)の若い子たち向けのイベントで、浴衣を着せてあげたりしたこともあり、日本にいた頃よりも少しは浴衣への距離は近くなった。でも「着物」へのハードルは高くて、若かりし頃に来た(着せられた)着物をドイツに持ってきてあったものの、タンスの肥やしになっていた。これじゃイカン!と思いつつも。

今回日本から帰る時に、母からいくつか着物を貰ってきた。手入れがしやすくて、普段にサクッと着られるように、紬やポリエステルの着物。それから近所の着物リサイクルショップには思いのほか着物や小物、帯などが信じられない安価なたくさん出ていて、いくつか買ってきた。その量は、いつの間にか私のスーツケースのスペースの殆どを使い果たし、信じられないくらい重くなっていた。帰りの飛行場の書店で着物雑誌を買い飛行機のなかで読み、頭のなかでイメージを作成。

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洋服に比べたら、着物のサイズは少々曖昧といい、古い着物や帯のなかには私の体型に合わないものもある。特に母からもらったものは袖丈や身丈が足りない。ネットで検索すると正式な場所に出かけるのでもない限り、おはしょりを作らない着方でも良いとか、帯は好きな柄を上手に出すために、結ぶ時にはお太鼓の部分から作るといいとか、自分で作ることができる作り帯などなど、色んなヒントが出てくる。これらを参考に、モーレツ練習中の昨今。写真をメールにつけて母に送ると、「後ろ襟をもう後ろに少し引くといい」とかアドバイスが返ってくる。うん、だよね….。気をつけているつもりなんだけれど、帯を締めたりしている間にこうなるんだよね….。自分でもなんかカッコ良くないと思う。私が着物を着ているというよりも、着物にまだ着られている感じがする。ガキ大将の七五三のような感じ。自然に見えるようになるまで、道のりは遠い….。でも頑張る!それにしても帯を締めるのは大変だ。後ろに手を回したりして、体が柔らかくないと不可能だ。

将来は、着物を着てRolleiflexやRolleicordを首から下げ、写真を撮り歩く不思議な日本人になるのだ 🙂

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