「フトンサナギ」の中で「くうきさなぎ」を読む

遅ればせながら1Q84を読んでいる。こんなに面白いと思わなかった。日本語の本はベットの上にゴロッと寝転がって、布団にくるまって読めるから嬉しい。ドイツ語だとこうはいかない、辞書が必要だから。

物語の中に入りすぎているのか、物語が夢の中にまで出てきた。私は青豆さん。誰もあちら側に送りたい人はいないけれど。

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健全かも

あの人が正式に大統領になってから間もなく1ヶ月。残念ながら夢ではないようだけれど、その国のニュースを見ていると、なんだかんだ言いながらも日本よりは健全だと思う。希望の欠片が残っているように見える。なぜなら彼の意見や行っていることに対してメディアや著名人が堂々と反対意見を述べたりすることができる。各新聞社、雑誌社も異なる意見を堂々を紙面で述べることができる。それにひきかえ何なのだろう、日本は。総理大臣が大嘘をついても容認されるらしいし、誰も分かりきった嘘を追求しない。彼を囲んでの記者会館なんてあらかじめ台本が用意されている茶番劇。何に対しても、みんなが右を向いたら右、みんなが左を向いたら左でなければならないのだ。万が一独自の意見をいうものなら、変わり者扱いされ、現代版・百叩きの刑の末、仕事を失うことになる。とんでもない人が大統領になったもんだ….なんて人の国の心配をしている場合ではない。君の国は大丈夫?政治家はもちろん、メディア、国民は大人として健全だろうか?もう1度我が身を振り返る必要があると思う。  

おい、こらっ!

おい、そこの金髪のおっさん!いい加減にしてよ!そこに住んでいる人たちはあんたの人生ゲームの駒じゃないぞ。あんたのじぃちゃんだって、あんたのかあちゃん(奥さん)だって、よその国から来た人じゃん。そうやって今のあんたの国があるんじゃん。宗教で人を差別・区別したり、自分の意見と違う司法のお偉いさんを解任したり、そんな勝手なことしていいと思ってんの?知的な大人がすることじゃないじゃん!このわがまま成金!

壁、そんなに作りたいんなら、作ったらいいじゃん。天まで届くような壁をあんたの家の周りに作って、2度と外へ出てくるな!

 

 

着物 その5

私の母方の両親はとても残念なことに早く亡くなってしまったので、私は写真と母から聞いた話でしか知らない。とても仲がいい夫婦で相次いで病気で亡くなってしまったそうだ。

去年に日本へ里帰りをした時、母から1枚の羽織を譲り受けた。その羽織は母の嫁入り道具の一つで、母の母、つまり私の祖母が自宅の屋根裏部屋で飼っていたお蚕さんから自分で織った布から出来ているのだとか。ドイツへ帰ってきてからも、時々タンスから出しては眺めている。まるで天使の羽衣のように軽いうえに、美しい模様まで織り込まれていて、見とれてしまう美しさだ。時間が経つにつれて、一度も会ったことがない祖母が機を織っている姿が少しずつ想像できるような気がするから不思議。とても手先が器用だった祖母らしいけれど、地道で根気強さを必要とする大変な作業だったに違いない。まさかこの羽織が遠い遠いドイツに来ることになるとは、天国の祖母も驚いているだろうなと思う。